冥利に尽きる、人生で一番の体験
10月15日に自分がサブ主催、実行委員を務めていたぼうまい村初のフェス、10hectareclubが無事開催&事故なく終了できた。
今回のフェスは地元をはじめ全国からたくさんの方にサポートしてもらって実現した。クラウドファンディングも人生で初めてやってみた。応援、サポートしてくれた人、本当にありがとう!
岩手に移住してきて1年で、こんなに素敵なイベントがぼうまい村でできて嬉しく思う。
でも企画当初、地元では批判的な声が多かった。
本当に批判しているのか、とにかく新しい人がやることを反対したいのか、その人の真意はわからない。
わざわざ本人に言わなくてもいいよね、っていうことを言ってくる人もいた。それも決して直接では「ある筋から聞こえてきたのだけど」って前置きして。でもこれはゼロイチでやるひとの宿命。あんなに甘くておいしいチョコレートですら、嫌いなひともいるし、全員から賛成の声なんてもらえるわけないし、それに批判もされない人生なんてきっと退屈だ。
普通の協力隊や市役所のひとだったら反対の意見を受けて、やらないという選択をしたかもしれない。でもわたしにはその選択肢はなかった。なぜなら、実行委員のメンバーが全員県外で、地元のしがらみとか、地元の権力者との関係とか、既得権益とか、ステークホルダーと全く関係なかったから。わたしが地元の滋賀じゃなくて縁もゆかりもない岩手で村をつくろうと思った理由のひとつもこれ。結局地元にいると派閥があったり、なにかやるには◯◯さんにまず話をつけなきゃとか、親の付き合いだとか、そこに生まれた時点で自分の意思とは関係なく、そういうものに左右されてしまう。
だれと付き合いたいかを自分の意思で選べる環境って強い。
みんなの笑顔をみて、企画してよかったなあと心から思った。人生で一番の体験をしたと思う。次回は沖縄開催、その次は京都。次またやりたいの声があがることほど嬉しいことはない。主催者として冥利に尽きる。人に恵まれると自分が無敵かのように錯覚する。決して驕れず、でも変に謙りすぎず。自分に自信を持ってこれからも進みたい。
コメント