本能
短所を短所と思わない性格なので、全くネガティブではないが、わたしはどうも「職人気質」というのがまるでない。ものづくりに対するこだわりがゼロ。というか、生き方以外のこだわりがゼロだということに気がついた。
今、来年以降のホップとかブドウの苗木の発注をしているのだが、特にこの品種を育てたいとか、こういう味のワインをつくりたいとか、そういうのがない。(ビールの味の希望は唯一ある)
こんな作り手いるのかな。いやいないだろう。
やっぱり人とちょっと変わっているところがあるのかもしれない。
ただホップがかわいいから、自分の育てたホップ、ブドウで自分の商品をつくりたいとかそういう情熱しかない。だからわたしは職人とかものづくりの人には一生なれない。
と思ったが、ノンアルコールに関してはめちゃくちゃ情熱と味へのこだわりがある。ということはやっぱり好きなことに人は勝てん。すきぴしか勝たん。ということだ。ああ、よかった。人と同じだった。
で、ここから来年育てるホップの話をしていくのだが、前回育てる前にも思ったことだが、ホップはまじ沼!調べていたらどんどん楽しくなって、どんどん知りたくなって、調子にのって本を3冊も購入してしまった。
花巻の醸造所と話して、来年はオーストラリアの品種にチャレンジしたいということが決まったのだが、わたしが今取引をしている苗屋さんは基本アメリカからの輸入だそうで、オーストラリア品種をゲットすることは難しいらしい。そして今流行りのモザイクとかシムコー、アマリロ、シトラといった品種はアメリカ国外への輸出が制限されていて入手ができないそう。
なんかもうこの時点でわくわくなのだが!
自分自身に知識がないからこの苗木屋さんからの情報を鵜呑みにせざるを得ない状況なのだが、親切にもアメリカのホップ事情のページをシェアいただいたので、その記事も読みつつ、自分でも勉強していきたい。
わたしはたぶん知的好奇心のかたまりで、この好奇心がわたしの原動力なんだ思う。だからこう新しい知識とか新しいことを吸収することが生きがいだし、水を得た魚のようにいきいきして、人生ってすばらしい〜♪って歌い出したくなる。
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