知らない世界
こんににちは。先日岩手山と途中リタイアしてきたぼうまいです。
七滝コースから山小屋1泊ののんびり登山だったのだが、半分くらいのところで大嵐、リタイアとなった。悔しいので近いうちにリベンジする。
登山は志半でリタイアになったが、せっかく八幡平市まできたので、ゆっくり温泉でも楽しんで帰ろうと、たまたまみつけた藤七温泉。ここで人生初を体験してきた。
東北ー高いところにある天然温泉
秘湯として割と有名なこの温泉は、コロナ禍にもかかわらず、県外ナンバーの車、バイクでいっぱいだった。
この辺りの露天風呂は歴史あるところが多く、そのほとんどが混浴なため、事前に電話で女性専用の混浴はあるか?ときいたところ、あるとのことでこちらの温泉を選んだ。
ただ、「女性専用の混浴まで少し歩く必要がある」と言われたのだが、まあ大丈夫であろうとここに決めた。
秘湯というだけのことはある
いくまで秘湯と知らなかったが、行ってみてびっくり、今までで一番心をくすぐられる立地と外観。見ただけでわかる名湯感。
受付のお兄さんは今までで一番無愛想であったが、それも味と思える。そんな無愛想なお兄さんの受付をパスしていざお風呂へ!
内風呂はどこにでもある古い温泉。硫黄のにおいがきつい以外の特徴はなさそうなお風呂。お湯の温度もちょうどいい。
特別感があるのは露天風呂だ。
内風呂から露天風呂への入り口のドアをあけると、そこには今まで見たことない景色が広がっていた。
露天風呂への扉をガラガラっと開けると遠くの方にみえる「女性専用」の文字。だがみたところそこまでの道のりには越えねばならぬ長い通路と男性内風呂と混浴。
よく見ると(みなくても)男女が丸出しでひとつのお湯に浸かっている。
「???」
初めて見る光景に思わずそっとドアを閉める。
考える。
と、3〜5人くらいの女の子グループが露天風呂からもちろん裸(タオルなし)で帰ってきたところに遭遇した。
「これ、合ってますよね?」
質問の意味がもはやわからないけど、それくらいパニックになっていて、なんとか口から出たのがこれ。相手もわたしがパニックになっていることを察してくれて、「一緒にいきましょうか?」とお声がけいただく。
「はい!ぜひぜひお願いします!」(食い気味)
ということで、最終的にわたしは5人くらいの女の子たちに囲まれて無事露天風呂にありつくことができた。わたしはタオルで覆っていたが、それが逆に恥ずかしくなるくらい彼女たちは堂々としていて、わたしには戦士に見えた。超かっこいい。
地面に穴掘っただけのような露天風呂は泥風呂で、お湯に入ってしまえばもうなにも見えるところはない。
お風呂の底は泥なので、海水浴のような足の感覚に驚いた。そして時々地面からポコポコと熱湯が湧き出てくる。天然のジャグジー。初体験の連続でとてもおもしろかった。彼女たちがいなかったらこの体験はできなかったし、本当に感謝。
まだまだ知らない世界がたくさんあると思った。
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