人間は考える葦だ
先日に引き続き今回も高校生のプロジェクトに関わる機会があった。わたしは学生時代にロータリーや、地域のイベントの実行員会を通して大人と関わる機会がたくさんあり、学生時代に関わった大人の生き方や考えに影響を受けて、今のわたしが出来上がっている。
この影響っていうのは「こうなりたい」もあるし「こうなりたくない」もある。影響を受けて、その後それをどう受け取って、そう行動するかは受け手である自分が自己責任で判断するだと十分に理解しているつもりだが、それでも大人が学生に与える影響のことを考えると怖くて、わたしは今まで学生と関わることを避けてきた。
好きなこと好きなだけ
これはわたしのモットーで、これを実現するために自由に楽しく生活をしている(ように魅せている)が、これを実現するために、裏では好きじゃないことをしたり、失敗したり、時にはマジョリティーと対立して嫌な思いをしたり、普通の人が苦労しないことで苦労したりもしている。「好きなこと好きなだけ」の裏にはそういう全然きらきらじゃない部分もあって、自分でも普通に生きれたらどれだけ楽なんだろうって思うこともある。だから自分の生き方を簡単には人に勧めたくないし、話す相手を選んで話していた。
特に相手が学生となると、情報の受け手として大人よりも純粋で吸収力も強いためより慎重にならざるを得ない。自分が及ぼす影響のことを考えるとやっぱり怖いし、できるだけ関わらないでおこう。と逃げていた。
わたしはわたしの生き方をすごいって思って欲しくなくて、どちらかというと逃げ道というか裏道というか、プリントの余白部分にちょっとメモするくらいのそういう受け取り方をしてもらえると嬉しいなと思う。次からはそういう伝え方ができると思う。
今まで逃げていた理由は、伝えたいことが明確化していなかったからだと思う。ただ、影響を与える側になるのが怖いだけじゃなじゃなかった。今回の2プロジェクトを通して、どういう話し方がいいかとか、どの言葉を選ぶのが適切かとかを考える機会になったので、次からはまた逃げずに新しい武器を手に入れた状態で向かっていける。
自分の成長には常に貪欲でありたい。
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