よそ者、若者、ばか者
わたしは案外惚れっぽいのかもしれない。今日は先日行った10hectareclubのクラウドファンディングのリターン「ZOOMサシ飲み!」の日だった。
彼は17代目米農家で、本当に信念を持って、地域のために活動されていて、そしてちゃんと経済(利益)のことも考えていて、ものすごく尊敬できた。本当に体当たりで身を削ってやっていることが画面越しでも伝わってきた。
今のままでは(農家が)未来に残れないと思って、ちゃんと販路を考えたり、農家が適切な価格で農作物を販売できるようにしくみをつくっていたり、パリッとスーツを着こなして営業されていた。
わたしが大好きな映画『リトルフォレスト』での名言で、
こんなのがあるのだけど、本当にそうで。自分でやってもないことをあたかもやったように話す人や、人の知識経験をあたかも自分がやったことのように話す人、そういう人はすぐにわかる。右から左に流していばっている人の薄っぺらい空っぽな言葉はわたしの心に響かないけど、ちゃんと自分(が経験した範囲)の言葉で話す人の話は心が熱くなる。
わたしは東京で働いていたとき、経理なんてやったことないのに先輩から聞いた言葉で経理の人の気持ちを推測って経理システムの営業をしていたり、ものづくりもせずに生産者のためのシステムを営業していたり、自分が一番嫌いなタイプの人間だった。なりたい自分と遠くていやだった。それがいやで会社を辞めて岩手に移住した。自分でしっかり自分のことを語れる人間になりたい。
彼はちゃんと自分の言葉で語っている人だった。
田舎で行動を起こす人が周りからどんな評価を得るのか。これは実際田舎でやっている人にしかわからない。これをわかった風に言われるのとわかった風に言われるのとじゃ雲泥の差がある。ほんと、共感のいいねボタンがあったらへこむほど押せるくらいの勢いだった。
田舎で行動を起こせば起こすほど、反対勢力も増える。まさに今日もそんなことがあった。自分でなにもやったことない人の言葉はわたしに響かないからノーダメージだったけど、批判の声はいつどんなときだってある。
これは表に立つ人の宿命だねって笑ってたけど、こうやって一緒に笑える人がいるだけで明日もまたがんばろうと思える。一緒に笑い合える人が増えれば、未来をいい方向に変えれるのではないかと思える。
ZOOMサシ飲み券を買ってくれてありがとう!
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